和ごころをもって

福岡市の舞鶴公園で毒グモのセアカゴケグモとみられるクモに咬まれ、

男性が入院するといったニュースがありました。

今や日本のどこにいてもおかしくないクモなのでしょうね。


主に生息する場所は公園のベンチの裏やすべり台の階段部分、

植木鉢やプランターの持ち手や裏、使っていない自転車など、

どれも普通のクモも居そうな場所ばかりです。


セアカゴケグモは強い毒を持ってますが、普段はおとなしいクモ。

素手でさわるなど何らかの刺激を与えない限りは安全です。

駆除については基本的に発見された土地または建物の管理者で行うものなので、

自宅で見かけた場合は専門の駆除業者に依頼するか、

市販の家庭用殺虫剤で駆除した上で踏み潰すのが最善だと思われます。


でも万が一かまれてしまった場合、どうすれば良いのか。

以下に症状と対処法をまとめてみました。


クモに咬まれるとチクッと針で刺したような痛みがあり、

その後30～40分経ってから傷口周辺で鈍い痛みや腫れ、

場合によっては血圧の上昇や呼吸困難などの全身の症状が現われます。


咬まれてしまった時は傷口に残っている余分な毒を

温水や石けん水で洗いおとし、包帯や止血帯はせずに病院で治療を受けましょう。

痛みがひどい時は傷口を氷で冷やすと良いでしょう。


通常は数日から数ヶ月で回復する例が多く、あまり重症にはなりませんが、

幼児や高齢者の場合は症状の進行が早いため注意が必要です。

少しでも違和感を感じたら救急車を呼ぶなどして早急に対処しましょう。